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おかやまSDGsアワード受賞企業の登場?!取り組みの秘訣に迫りました♪

事業所

社会福祉法人 藤花会

地域

岡山市東区

瀬戸内市邑久町

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こんにちは!アメポケの鶴田です。
今回は岡山市東区、瀬戸内市邑久町で事業を行っている社会福祉法人 藤花会様にお伺いしてきました。
施設長の大城様と広報の杉山様からSDGsへの先進的な取り組みを中心にお話を聞いてきましたので、もしSDGsってなんだろう?と思う方もそうでない方もご覧頂ければ幸いです!

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〈アメポケ〉本日はよろしくお願いいたします!藤花会様ではどのような事業を行っているのでしょうか?

〈大城様〉よろしくお願いします!現在は特別養護老人ホーム、ショートステイ、小規模多機能ホーム、居宅介護支援事業所、福祉移送サービスを岡山市東区西大寺と瀬戸内市邑久町を中心に行っています。
福祉移送は2021年から始めたサービスです。
瀬戸内市には公共交通機関が十分ではない場所が多く、特に、要介護支援者や要介護者の方が安心して利用できる交通サービスを整備したいと思い、開始しました。

〈アメポケ〉ありがとうございます。そもそも岡山市東区や瀬戸内市邑久町で事業を始められたきっかけを教えていただいてもよろしいですか?

〈大城様〉藤花会の経営母体は西大寺駅のそばにある藤田病院で、「この地域に恩返しをしたい」という理事長の思いから地元で介護事業を始めた、という次第です。
このため他のエリアで多店舗的に拡げることはせず、このエリアにこだわり、このエリアでなくてはならない施設を作っていきたいと考えています。

〈大城様〉現在ではスタッフ数が185名と、有難いことに年々増員しています。10年前や5年前、3年前と比較しても採用は年々難しくなってきていますが、変化に対応しながら時代にあった採用活動ができていると感じています。

〈アメポケ〉スタッフが増員できるコツお聞かせいただけないでしょうか?!

〈大城様〉一番大切にしているのは『働きやすい職場作り』です。
採用したスタッフが長く定着してくれることが何より大切なので、働く環境づくりには力をして入れています。
職員アンケートを実施した際に、『藤花会の良いところ』とい設問で、多くのスタッフから「人間関係」や「先輩からのアドバイスがあること」などが挙がりました。
フロアや事業所を超えてコミュニケーションをとれる機会を作っていることや、スタッフを多めに配置することで公休がきちんととれる環境、体調不良など急な休みに対応できる環境を整備しています。

〈アメポケ〉これらの取り組みがライフワークバランスを良いものにして、定着率が高いだろうなと感じました!他にもおかやまSDGsアワードを受賞されたとお聞きしましたが、そもそもSDGsとはどういったものなのでしょうか?

〈杉山様〉SDGsとは日本語にすると『持続可能な開発目標』と言われています。
17の目標と169のターゲットがある中で、藤花会の事業を通じて取り組みたいものは以下の通りです。
・中高生への福祉教育(4.質の高い教育をみんなに、8.働きがいも経済成長も)
・要介護状態の方も介護予防をしたい方も(3.全ての人に健康と福祉を)
・男性育休50%取得を目指す(5.ジェンダー平等を実現しよう)
・親子食堂、認知症カフェ、災害時の活動拠点(11.住み続けられるまちづくりを)
・廃品回収、古紙回収、フードロス対策(12.つくる責任、つかう責任)

などを取り組んでいます。

〈アメポケ〉いろんな内容で取り組まれているのですね!185名のスタッフさんに理解してもらうことが大変そうだなと感じたのですが、取り組みを進めるにあたりいかがでしたか?

〈杉山様〉私自身は異業種からの転職で、SDGsの概念にはなじみがありました。ですが、介護現場の方からは「そもそもSDGsってなに?」という声が多くて。加えて私が介護や福祉の仕事をしている方の「当たり前の感覚」が分からないということもあり、考えをすり合わせるために一つ一つ教えてもらったり、理解してもらったりに時間がかかりましたね。
それらの話し合いを通じて、介護現場から見えてきたのは『誇りややりがいを持ってイキイキ働いているスタッフの姿』でした。
現場スタッフのやりがいと、私の業界外の視点を合わせて、SDGsを推進していきたいと考えています!

〈大城様〉杉山は入社してからの1か月、すべての会議や委員会に参加して、現場のスタッフとも多く会話をしていました。
業界経験の有無ではなく、そういった努力がスタッフを動かしているのだと感じています!

〈アメポケ〉全ての会議に参加はすごいですねー!SDGsの取り組みの中で気になったのが、中高生への福祉教育の部分なのですが、こちらについてもお聞きしたいです!!

〈杉山様〉介護業界について、「肉体労働」「キツイ」「忍耐」など、ネガティブなイメージを持っている中学生、高校生が多いのが現実です。
でも、職員も入所者様もイキイキしている様子を伝えることで、介護業界にポジティブなイメージを持ってくれる生徒さんが増え、将来の進路選択に含めてもらえたらなと思って活動しています。
最近、交流をさせていただいた高校生の方から、「進路に迷っていたけど、福祉の業界を目指すことに決めました」という手紙を頂いてすごくうれしかったです。

〈杉山様〉具体的な内容としては、介護スタッフの1日をまとめた動画を見てもらったり、食事形態のバリエーションや飲み込み機能の話をしたり、藤花会で行っている事例検討報告会のダイジェストなどをお伝えしています。
来月はZoom越しではありますが、高校生がショートステイの利用者様にレクリエーションを披露していただく予定になっています。

〈アメポケ〉高校生からのお手紙・・・それは嬉しいですね!
将来藤花会様で働いてくれるなんてことになったら感動しそうです!

〈大城様〉そうなってくれると嬉しいですね!
他にも、障害者雇用数や業務の切り出し等が評価され、「もにす認定」も頂いています。岡山県では初めてで、全国でも23番目の認定になります。
業務の切り出しや組織体制を整えることで、障害がある方も働きやすい組織作りをしています!

〈杉山様〉子育て応援宣言や県社協のすまいる宣言など、いくつかの認定をいただきましたが、認定を取ることよりその環境を継続することが大切です。
地道な努力が出来ているからこそ、働きやすい職場の実現になっているのだと感じています

〈アメポケ〉最後に2030年に向けて目指す姿を教えていただいてもよろしいでしょうか?!

〈大城様〉もちろん、『地域にならなくてはならない施設』と、入居方針であるは『私たちが入りたい施設を作ろう』の実現です。
これからの時代は、ICT(AIや介護ロボ)の導入も検討していくことになると思いますが、どちらの実現にも大切なのは『人』です。今後もここにはこだわっていきたいです!

〈アメポケ〉大城様は将来入居したいと感じていますか?

〈大城様〉いえ!今の特養ではまだです!まだまだ実現すべき課題はたくさんあります。ゴールはないかもしれないですが、もっと良いサービスを目指していきます!

〈アメポケ〉素敵なお話ありがとうございました!またお話聞かせていただけること楽しみにしています!!

〈大城様・杉山様〉ありがとうございました!

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今回の記事はいかがでしたでしょうか?
正直に言います・・・・
今回ほんとーーーーうに素敵なお話が多く書ききれないことが多くありました。
さまざまな取り組みのリンクをここから貼りますので、もっと情報を知りたい方は以下から確認をしてみてください!

◆藤花会のSDGsについて
https://www.tohkakai.jp/2021/12/05/4392/

◆おかやまSDGsアワード2021
https://www.tohkakai.jp/2021/12/04/5592/

◆中学校・高校生との交流
https://www.tohkakai.jp/2021/11/13/5468/
https://www.tohkakai.jp/2021/12/21/5741/

◆あおぞら高等学院の生徒さんと介護予防体操
https://www.tohkakai.jp/2021/11/17/5497/

◆事例検討報告会
https://www.tohkakai.jp/2021/12/28/5790/

◆藤花会48人インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=EFkxuxx-NyE

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社会福祉法人 藤花会

岡山市東区や瀬戸内市邑久町で特別養護老人ホームやショートステイ、小規模多機能ホーム、居宅介護支援事業所、福祉移送サービスなどを運営。

おかやまSDGsアワードの受賞を初め、2021年3月に岡山県初の障害者の積極雇用等を評価された「もにす」の認定、子育て応援宣言など整備された働きやすい環境作りに尽力しています。

取り組みの詳細はHPをご覧ください。
https://www.tohkakai.jp/

ご興味がある方はお問合せください。

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