ENTERPRISE PLACE

総社市の新スポット!「FLCB」とは??

事業所

あさのクリニック

地域

総社市

この記事の詳しい情報を受け取る

受け取るには会員登録が必要になります。

岩田ですー!

何やら総社市役所の前に気になるニュースポットができたと聞きつけ、早速お邪魔してきました!

誰か立ってますね、、、

あっ、浅野先生!外で待ってくれたんですね!

岩田「こんにちは!今日はよろしくお願いします!」

浅野先生「お待ちしてました!」

こちら、総社市で一般内科・老年精神科・泌尿器科・訪問診療をされている「あさのクリニック」の院長・浅野直(ただし)先生。アメポケでも講師でお世話になっている僕の大好きな方です。
(浅野先生の動画はこちらから)

そう!今回の取材記事は、浅野先生の動画を見た方ならご存知なはず、構想されていた「FLCB」がついに完成されたとのことで、あの動画の妄想、、いや構想がどのようにカタチになったのか、お伺いしました!

岩田「では早速お邪魔しますー!」

浅野先生「どうぞっ!」

リクエストしたらこんなことしてくれる、もう本当に素敵な人なんですよ。

扉まで開けてくれて、もう本当に良い先生。好きです。

広い!!!!!!!そしておしゃれ!!!!!!!!!!

なんですかこの憧れのてんこ盛りなキッチンは!!!!!!!!

岩田「メッッチャおしゃれですね!FLCBってどんな場所なんですか?」

浅野先生「FLCBはfun life center buildingの略称です。この場所のイメージは地域で暮らしている人たちの「喜びや楽しみを生み出す装置」です。
私たちが医療という仕事をしていて感じるのは、単に病気がないってことが幸せではないということです。人が幸せに生きていくには、役割だったり仲間だったり、そういった地域との繋がりや交流があって、それを表現できる場があればいいんじゃないかなって思うようになりました。地域づくりなんて大それたことはできませんが、ご近所や出会う仲間と一緒にほんの少しより良い社会に近づくような、実感を持てるような場の運営をしたい。私も医療を提供するものとして、健康を支えようと一生懸命取り組みながら、楽しいとか嬉しいとか、生きる喜びを生み出す装置みたいなものがあればいいなと思い、FLCBをはじめました。」

岩田「ほうほう、、、ではこの場所で地域の交流が生まれていくイメージですか?」

浅野先生「そうですね。地域の交流の場といえば、公園や公民館、市民会館や図書館などをイメージします。いわゆる行政がつくる公共とは少し違うもっとローカルで、大切にする理念がある程度はっきりしていていいと思っています。。FLCBは身近な社会課題に対して、行政に頼るわけではなく、社協に泣きつくわけではなく、包括におまかせするわけではない、民間である自分たちの想いを持って運営していきます。自由な公共というイメージです。地域の人たちが運営する様々な場が増えていくと、国とか市町村が準備しないと何もない・・・ではなくて、無いものは自分たちでじっくりと創っていくという発想になればなぁと思います。」


岩田「ということは、参加型のイメージですか?」


浅野先生「そうですね。想いやアイデアがあったり、時間があったりするけれども、それを表現できる場がないと感じることってあると思うんですよ。もちろん全て実現できるというわけではないですが、その方の想いを聞かせてもらう中で、その想いに共感し、ぜひ使っていただきたいということになれば場の在り方として理想です。それがいわゆる公共施設ではない強みだと思います。」

岩田「だから自由な公共なんですね」

浅野先生「はい。交流を促すことでその人たち同士が繋がっていって、繋がりがどんどん進化していく、広がっていく場所になれば良いなぁと思います。」

岩田「ということは、このスペースは変幻自在なイメージですね!」

浅野先生「はい!変幻自在な生き物みたいな箱(ビル)を作っていきたいと思っています。自由に表現できる場として。」

岩田「とっても可能性のある箱ですね!オープン間もないと思いますが、すでに何かそういった場は開催されましたか?」

浅野先生「例えば2階の事務所エリアをご利用いただいている団体の年次とか月次のイベントや、総社市内の若者たちが市民提案型事業で予算を確保して、自ら起業するとまでは行かないけど、何かやりたい!という想いをプレゼンし、新たなチャレンジを支援するワークショップ、市内の大学生による配食弁当をつくる場としてご利用いただいたりしています。先日は地域のおばちゃんたちのゆず味噌作りがありましたね。コロナの状況で活動を促すことが難しかったんですけど、今は少しずつ促せるようなりました。あとは若者と政治をつなぐイベントをしたいと声もいただいてます。選挙活動ではなくて、フラットに話せる場を作るイメージです。政治に関心をもつきっかけづくりですね。」

岩田「それ、森くんの団体ですかね?(アメポケ講師の森亮介さん)」

浅野先生「そうです、森くんが活動しているMONJU no CHIEという団体です。想いにすごく共感できました。一番の問題って、無関心だと思うんです。将来に無関心というか。自分の1票をどう使うかってとても大切なことで、そういったことへの関心を高めることはとても大切だと思います。」

岩田「確かにとても大切ですよね。この前ハラケンさん(原田謙介さん)がされているインスタライブにお招きいただいてお話したんですが、同じ話をしました。関心を持つって、本当に大切なことですね。」

浅野先生「そうですね。その他では、今はコロナをはじめ、感染症の問題があって、難しいと思うのですが、円滑に人と交流する仕掛けとして食べることはとても大切で、ここで一緒にご飯を作ったり、食べたりできるといいなという想いから、シェアキッチンを作りました。キッチンを囲んで人が交流しやすいよう、オープンな感じにしています。」

岩田「このキッチンはかなり良いですね、、、天井本当の木ですよね?」

浅野先生「そうですね、木はぬくもりを感じられて好きです。」

浅野先生「いずれそうなったらいいなと思うこととして、毎日は難しいけど週1回はなら食事の提供をできるかな〜、やりたいな〜という方などが曜日替わりでご利用くださる、そんなふうに使ってもらえたらなと思います。

岩田「それ、動画でで話されていましたよね!」

浅野先生「そうです。コンテンツのイメージで言うと、おばちゃん惣菜です。それぞれの曜日でそれぞれのおばちゃんが惣菜を提供するんです。そうするとおばちゃん達の交流もできますし。おばちゃんに限らず、おっちゃんのこだわりの一品みたいな。採算度外しの一品が提供されがちな笑」

岩田「あるあるですね笑」

岩田「浅野先生の今後の展望(妄想)を教えてもらえますか?」

浅野先生「ここで活動される団体さんが妄想を膨らませて暴走するというか、まぁ僕が暴走すると思うんで川原さん(スタッフさん)が制御装置になってくれるのだと思います。」

※川原さんは写真NGでした。残念!

岩田「お話をお伺いする中で、この箱は地域の方々が週替わり時間がわりで、子供から大人まで集える場、繋がりの生まれる場ということですね。使用料金はどのように設定されていますか?」

浅野先生「基本平日10:00-17:00は1時間3000円、17:00-21:00が1時間5000円、土日祝は倍の設定です。キッチン使用料はまだ未定ですね。総社市、倉敷市、岡山市の平均値を調べて、ちょっと安いくらいで設定しています。」

岩田「このスペースでそれは安いですね!!!Wi-Fiはありますか?」

浅野先生「ありますよ!あと、営利目的ではない場合は半額です。営利目的ではなくても営利団体の場合は非該当になる場合もありますし、逆に非営利団体だけど営利目的の場合も非該当となることもあります。団体と目的の内容をヒアリングさせていただき、判断させていただくようなります。」

浅野先生「あと、セミナーやイベントをしていただけるようプロジェクターやマイク、ホワイトボード等のオプションを準備しています。椅子などは現在ご準備させていただいているものに限りがありますので、必要数の手配ができかねる場合はあります。あとキッチンには冷蔵庫や電子レンジ、食器もありますので必要に応じてご利用当日のご利用は自由です。」

岩田「本当に変幻自在ですね!活用の幅が広いですね。」

浅野先生「そうですね!今度ジャズライブもされますよ。」

岩田「へー!変幻自在すぎる!」

岩田「この場を活用されるにあたって、こういう方にぜひというのはありますか?」

浅野先生「そうですね、医療福祉系の学生さんや若い社会人の方々が地域に向けて発信する場や仲間内で勉強する場とか面白いですね。あと勉強会やセミナーをスタッフ含めて40-50名までで企画されるときは使いやすいかと思います。医療福祉業界の方の勉強会も良いですね!アメポケは動画でされていてとても良いと思っているのですが、リアルで学べる場としての活用もありがたいですね。」

岩田「ありがとうございます!アメポケセミナーもぜひ開催させていただきたいです。」

浅野先生「キーワードは、子供さんはとにかく遊ぶ、中学生高校生はちゃんと学ぶ、これは単に受験勉強だけじゃなくて課外活動も含めて本気で取り組むという姿勢です。大学生や専門学生は挑戦すること、若い社会人には最後まで完遂する、やり切ることが自信につながると思うんです。僕たち世代(40〜50台)の社会人は失敗含めてある程度の経験をしてきているので、リーダーシップや社会貢献の場、ご高齢の方は今までの人生の還元の場、それらがうまく混ざっていくことで変幻自在な生き物のような箱(ビル)になればいいなと思います。なのでこの場の運営管理は本当に大変だと思うんですけど(笑)。ただ、想いの旗を立てておかないと、ただの家賃収入を得るだけなら僕がやる必要が無いと思っています。なので、軸はブラさないよう取り組んでいきます。」

岩田「これ、動画でも話していただいていますよね!ご覧いただいている方はぜひ動画を見てくださいね。」

浅野先生「ちなみに2階は事務所スペースの賃貸と、会議室とオンライン室をレンタルできるようしているのですが、自分の周りの人たちに自分の持っているものを提供し合う文化を育てる場にしたいとも考えています。寄付というとお金のイメージがあるんですけど、誰かのために汗をかくこともそうだと思います。どなたかが喜んでくれるために自分の学んできたことや力を表現する場、提供して一緒に喜び合える場にもなればなーと思います。」

浅野先生「今も所属しているボランティアグループで20代の頃お仕事していた聖路加国際病院の職員を中心に仕事を通じて得た知識・技術・経験・情熱を広く社会に還元することを理念軸に据えている団体があって、ルカ・ジャパンっていうんですが、その団体が“身の丈の社会貢献をしよう“と言っているんですよ。身の丈って、僕たちの成長とともに伸びるじゃ無いですか。だから身の丈って言葉はほどほどで良いというわけではなくて、自分たちが社会人として培っていくいろんなスキルや可能性とともにできる社会貢献が広がっていくイメージです。この言葉、好きなんですよ。」

岩田「そういう意味での身の丈ですね」

浅野先生「そう、成長です。一生懸命生きることが、すでに社会貢献だと思いますので。」

岩田「今日の浅野先生は、名言製造機ですね。ただの家賃収入だけなら僕がやる意味がない、、、かっこええっす」

浅野先生「やばい、なんか言いすぎましたね笑」

浅野先生「僕がやろうとしていることはとっても難しいことかもしれません。手探りではありますが、やろうとしていることはシンプルなんです。共感してくださる方、ぜひFLCBに足を運んでみてくださいね。」

浅野先生が作り上げられた、FLCB。

きっとこの空間から多くのつながりやストーリーが生まれるのだと思います。

僕も、この活動に参加していけたらなぁと思います!

FLCBが気になられた方、お話が聞きたい方はぜひ尋ねてみてくださいね!

アメポケのチラシを置いてくださっていました。嬉しいっす^^

この記事の詳しい情報を受け取る

受け取るには会員登録が必要になります。

あさのクリニック

川崎医科大学を卒業後、地域で役立つ医療者になることを目標に歩んでまいりました。
救命センターの医療を経験したあと、奄美群島で島の医療、その後、家庭医療、在宅医療を学ぶうちに「私たちが大切にしていること」は場所や時間軸が違っていても同様のものではないか?と感じるようになりました。年老いた人も若者も、病の人も健康な人もみんな「今」をよりよく生きたいのです。次第に、その支援をするための仕事を地元総社で実践したいと強く感じるようになりました。
平成23年4月より、総社で主に高齢者医療、認知症のプライマリ・ケアに取り組み、平成26年4月、あさのクリニックを開院いたしました。
私たちは皆様の人生がより喜びあふれるものになるよう、地域医療に貢献してまいります。お気軽にご相談ください。
あさのクリニック院長 浅野 直

 

HPはこちら↓

https://asanoclinic.com/

関連記事
総社市の新スポット!「FLCB」とは??
事業所

あさのクリニック

地域

総社市