アメポケの岩田です。
今回は、ヒカリカナタ基金理事長の竹内昌彦様へインタビューできる機会をいただけ、お伺いしてきました!
まずは、竹内様のご紹介です。(ヒカリカナタ基金HP 抜粋)
社会福祉法人岡山県視覚障害者協会理事/ 社会福祉法人岡山ライトハウス理事長
点字ブロックを守る会代表
幼少期に失明し全盲となる。岡山県立岡山盲学校の元教頭。在職中から各地で「いじめ」や「命の大切さ」をテーマに講演活動を行う。その数は20年間で2000回以上。聴衆はのべ20万人を超える。「途上国の視覚障害者にもマッサージを勉強できる機会を与えて自立を支援したい!」との思いから2011年にはモンゴルに盲学校を設立。2015年にはキルギスにも設立した。2016年、それらの盲学校に入学希望で集まって来る子供たちの中に、手術をすれば見えるようになる子がたくさんいることに気付き、手術費用を集めるために「ヒカリカナタ基金」を設立。
テレビ
TBS 報道特集 盲目の先生~命の授業
TBS サタデードキュメント 盲学校をキルギスにも ~竹内先生 新たな支援
書籍
「見えないから見えたもの」 竹内昌彦が自らの体験をつづった著書
「その苦しみは続かない 盲目の先生 命の授業」 朝日新聞出版
映画
「見えないから見えたもの」 文部科学省 社会教育の教材映画に選定
受賞歴
2009年 福武哲彦教育賞 公益財団法人 福武教育文化振興財団
2012年 読売福祉文化賞 社会福祉法人 読売光と愛の事業団
2016年 ヤマト福祉財団小倉昌男賞 公益財団法人 ヤマト福祉財団
2016年 塙保己一賞 大賞 埼玉県
2017年 岡山県三木記念賞 岡山県
2020年 毎日社会福祉顕彰 公益財団法人 毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団
2021年 地球倫理推進賞 一般社団法人倫理研究所
2021年 文部科学大臣賞 文部科学省
、、、
もう、すごい人です!!!
では早速お伺いします!(読売新聞さんも取材に来られていました)
岩田「よろしくお願いします!」
竹内様「よろしくお願いします。」
岩田「竹内さんは、1964年に東京で開催されたパラリンピックで、盲人卓球で金メダルを獲得されましたよね!僕も卓球していたんです!」
竹内さん「おお!そうなんですね。盲人卓球はね、球の中にベアリングが入っててね、その音で位置を判断して打ち返すんだよ。」
岩田「この音はそれなんですね(動画を見てる)」
竹内さん「そうそう。卓球もそうだけど、音に敏感になるからね。」
岩田「音で位置を把握する、ということなんですね。」
岩田「一つお願いがありまして、私が運営しているアメポケというサイトがありまして、岡山県の医療福祉業界で働く方や学生さんに向けて学びや気づきになるような動画を配信するというものなんですが、もし良ければアメポケを見ている方へメッセージをいただければ嬉しいです。」
竹内さん「日本の医療看護、福祉の行政が私から言わせると、貧しい。例えばパラリンピックも今厚生省の管轄から文部科学省へまわったんですよ。つまり、スポーツ=福祉だったんすよ。
他にも幼稚園と保育園があります。保育園は厚生省、幼稚園は文部科学省ですよね。今はこども園って中間ができましたけど。厚生省管轄は給料が安い。文部科学省の方が給料が高い。つまりね、僕の想いで言うと、行政は厚生労働省が中心なんですよ。日本人の幸せの実現をするためにあるんですよね。国の予算の3分の1が使われていますよね。だけどね、実際給料の差が激しいですよ。経営者と介護の人の給料の差が激しいね〜。でも福祉だと介護の人が中心です。もっと、介護の人に給料が行かないとダメだよ。国民のための医療、国民のための介護なのに、経営者のためのになってると感じる。貧しいな〜と感じるよ。
私もね、昔と人間変わったんですよ。教師をやっていた頃は、自分さえ良ければ良かった。だから偉くなろう、強くなろう、金儲けしようと。だけどね、長男が死んだんですよ。障害児で生まれて、7つで死んだ。その時初めて、「人のために役立つ人間にならんといけん」と思った。それが幸せの元だと分かったんですよ。自分をあてにしてる家族や生徒がいる、困っている人に感謝されると嬉しかった。それが、私が人間か変わったきっかけで、それからお金の執着が無くなった。人の役に立つことが大切です。」
人の役に立つこと、本当に大切ですよね。
竹内さんのお話をお伺いして、そういったお考えでヒカリカナタ基金ができたんだなと思います。
ぜひ皆さんもヒカリカナタ基金のHPを見てみてくださいね。
竹内さん、お忙しい中ありがとうございました!(岩田)