認知症の方は、自分で何かを決定する力を持っていないわけではありません。

「認知症の方は何もできない」という固定観念のもとに、何もかも介護者が代行するのではなく、「どんな子どもでも一個人として扱うこと」を求めたマリア・モンテッソーリの精神に則り、「人間としての尊厳」を大切にすることを、モンテッソーリケアのポリシーとしています。

このように、モンテッソーリ教育の理念を介護現場に取り入れる事で、「その人らしい生き方」を大切にする指針を示すことができます。モンテッソーリケアを続けることで、身体機能の維持や生活への意欲の高まりに繋がったご利用者様もいらっしゃいます。近年世界でも年々注目を高めているモンテッソーリ教育の介護への応用について、多くの方に広めるとともに一緒に学んでいきたいと考え、2020年に協会を設立しました。

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